
休学して留学するメリットって何?
留学には休学って必要?
この記事ではこれらの疑問に答えていきます。
みなさんこんにちは、kaporuです。
大学に籍をおきながら、大学を休むことができる「休学制度」。その制度を利用して、留学をする学生が増えているようです。
私は2022年4月から約8ヶ月間、カナダに留学をしていましたが、出会った日本人留学生のほとんどが大学を休学していました。
しかし休学をすることに対して、不安を感じている人も少なくないはず。
そこで今回は、大学2年間の休学・留学経験者でもある私の実体験を交えながら、休学留学のメリット・デメリット、休学せずに長期留学を実現する方法などを紹介していきます。
大学生で休学制度を利用しながら、留学に行こうと考えている方はぜひご覧ください!
それではいきましょう(・ω・)ノ
留学には休学が必要?
そもそも留学には休学が必要なのでしょうか?
結論は留学する期間によります。
長期(半年〜1年以上)の留学を希望する場合は、休学留学を検討するのが良いかもしれません。
反対に短期(数週間〜半年以内)であれば単位の取得状況・ゼミ・サークル・アルバイトなどのスケジュール調整がつきやすいはず。休学せずとも留学できる可能性があるはずです。
ちなみに私は休学をして留学をしました。

せっかく留学に行くならできるだけ長く行きたい!
と思っていたので休学を決意(休学をした理由は他にもありますが…)。リンク
約8ヶ月間のカナダCo-op留学を実現し、帰国。大学に復学しました。
休学留学は自分の大学の授業やゼミなどのを気にする必要がなくなるので、留学にしっかりと集中できるのが大きなメリットだなと思ってます!
休学をして留学するメリット3選
休学をして留学するメリット3つ紹介していきます。
社会人よりもリスク低い
休学は大学に籍を置いたまま休むことができます。つまり職業・身分は大学生のままです。
大学生のまま海外留学に挑戦できるのは、社会人に比べるとリスクは非常に低いです。もし仮に失敗してしまったとしても、戻ってくれば大学生のまま。
社会人留学だと仕事を辞めたり休職したり、大学生の留学のように気軽に決断できるものではありません。長期留学は人生プランを大きく変える留学になることは間違いないでしょう。
休学生は戻れば大学生。何回でもやり直しが聞きます。
自由に留学プランを設定可能
自由に留学プログラムを組めるメリットがあります。例えば行ってみたい国・観光地・授業料が安い・長期で行ける、など自身の留学の目的に合わせて留学プランを作成可能です。
私は留学費用を自分で賄う必要があったので、「可能な限り安くて、長期滞在可能な留学プログラム」が希望でした。
カナダのCo-op留学では現地で学校に通いながらアルバイトもできたので、他の留学プログラムより長く滞在できました。カナダのCo-op留学について詳しく知りたい方は【カナダ留学】カナダのco-op(コープ)留学って何?英語+αが実現できる留学!で解説しています。
他にも、ワーホリビザを使って「数ヶ月、語学学校に通って、あとは自由に国内を旅する」なんていうハイブリッドな留学もできます。
自分はアメリカディズニーに行きました✌︎(‘ω’✌︎ )
留学に全集中できる
休学をすることで、通っている大学のことは一切考えなくてOKになります。
例えば、オンラインで日本の大学の授業を受けながら海外留学をすると、授業の課題や出席などが心配事になりますよね。他には大学の単位や授業の関係により、短期留学になってしまったりと制限が生まれたりします。
休学をして留学をすれば、そういった心配事は生まれません。自分自身で自由に留学をすることが可能ですよ。大学の留学プログラムですと融通が効かなかったりしますので、ここは休学留学の良さですね。
留学プログラムが終わった後も、その国に滞在して旅行を楽しんでる友人もいました!
休学をして留学するデメリット4選
休学留学のデメリットを4つ紹介していきます。
そもそも休学にお金がかかる
休学するにはそもそもお金がかかります。それも割と高め。国公立大学は休学費用は無料ですが、私立は休むのにお金がかかります。通っている大学によって休学費用は様々ですが、平均的に1年間休学で数万〜20万円以下くらいですね。

なんで休むだけなのにお金がかかんねん!
と思いますよね。(何でや!偉い人の懐に入ってんのか!と思ってました自分も)
どうやら休学をするとしても、施設維持費や在籍費・会費などがかかるようです。お金で学生特権が買えると考えれば安い方かも?です。
2つ注意して欲しいのは費用の高さと申請時期。大学によって20万以上もかかるところもあるので、休学を検討する前に必ず大学側に確認しましょう。
申請時期も合わせて確認してください。そもそも受付期限を過ぎていたり、申請時期によって費用が何倍にも膨れ上がる可能性もあるからです。
関東の主要大学の休学費用は【2023年度】休学の費用まとめ!関東の主要大学の休学費用はいくら?の記事でまとめています!
就活や卒業が遅れる
至極当然のことですが、休学をすると就活や卒業が遅れます。
なので、同級生たちと就活の状況が異なるので友達の方が選考に早く進んだりします。また、一緒に卒業もできません。同級生が社会人になったとしても、休学をするとまだ学生のままです。
このように休学をすると、世間一般的な社会のレールから外れ、同級生たちとのギャップが生まれます。念頭に置いてきましょう。
私は大学4年から2年間も休学をしたので、私が社会人1年目を迎える頃には同級生たちは社会人3年目。しかも同期は2個下…!年齢の壁を気にしないメンタルは、多少必要かもしれません笑
留学費用が高くなる
大学の留学プログラムが使えないので、留学費用が高くなる傾向があります。大学の留学プログラムは学費を免除してくれたり、一部補助をしてくれる場合がほとんど。サポートも留学エージェントより充実しているので、負担を少なくより安心して留学に行くことができます。
ただ、日本学生支援機構(JASSO)が一部休学生に対して、奨学金を受け付けている場合もあるようです。詳しくは〜〜をご覧ください。
就職活動が不利になる可能性も?(有利にもなります)
留学に限らず、休学中になにかしらの行動を起こさないと就活が不利になる可能性があります。
就活はいわば「理由付けゲーム」。
あらゆる行動に対して筋が通っている理由をくっつけて、選考を突破していきます。ただその行動そのものがないと、面接で披露するエピソードがありません。
ましてや休学生は数が少ないので、稀有な目で見られて「遊んでいただけなのかな?」と思われる可能性も高い(誰かに聞いた話ではないので、あくまでも可能性の話)。

「何で休学したんですか?」
「休学してまで留学に行こうと思った理由は?」
「留学をして何を学んだ?」
などの質問は100%きます。そこで上手く答えられないと、不利になるというデメリットです。(結局コミュ力…!)
ただそこで、自分の経験談や実績を加えて話すことができればチャンスです。他の学生と差別化ができ面接官の印象に残るかもしれません。
まとめると、休学期間を自分自身の人生に役立てるかどうかは自分次第というお話でした。休学2年間を経験して挑んだ私の就活経験は【体験談】休学は就職活動に不利?休学を2年間経験した筆者が徹底解説にまとめています。(私は休学前よりも有利に感じましたね٩( ‘ω’ )و)
休学留学のタイミングはいつがベスト?
結論、いつでも大丈夫です。
大学生って意外と忙しいですよね。授業・アルバイト・ゼミ・就活・サークル・甘酸っぱい恋愛…。
大学一年生から「留学行きたい!」という意思がある人は、そのまま大学留学プログラムに参加できるよう、お金を貯めたり、英語力を高め続けましょう。そっちの方がお得です。
しかし、気づいたら就活準備をしなきゃ行けない大学3年生、卒論に追われる4年生(単位がやば過ぎて留学行けない学生)で、「やっぱり留学行きたい!」っていう学生は、休学留学を検討することをオススメします。
大学のことをすっぱり忘れて、留学に全集中できるのは休学留学ならではです!私も大学4年生というギリギリの状況でも、中期の留学を実現できました。
休学留学の流れ
休学留学の流れは以下です。
- 大学からの休学許可
- 留学の目的を考える
- 予算を決める
- 行先の国を決める
- 留学プログラムを決める
- 出発
こんな感じです。一個ずつ解消していきましょう。
休学をせずに留学する方法
「留学には休学が必須なの?」と思われるかもしれません。
実際には大学を休学することなく、留学をする方法がいくつかあります。
- 認定留学
- 短期語学留学
- 海外ボランティア・海外インターンシップ
順番に見ていきましょう(・∀・)
休学をしないで留学をする方法①認定留学
認定留学は、留学先で取得した単位を日本の大学の単位として認めてもらう留学です。留学先は主に日本の大学の提携先になるため、自由にいきたい国を選ぶ自由度は減ります。
ただし、認定留学は単位を認めてもらえるので4年間での卒業が可能な場合もあります。上述した休学留学のデメリットをかなり解消してくれるはず!
認定留学には条件があり、英語力(TOEFL・IELTS)や学業成績、書類と面接選考を通過する必要があります。
「認定留学いいやん!行こ!」
と思ったとしてもある程度準備する期間が必要ですので、事前に通っている大学の募集要項をしっかりと確認してくのをオススメしておきます。
休学をしないで留学をする方法②短期語学留学
短期語学留学はその名と通り、短期で学びたい言語を学ぶ留学です。夏休みや長期休みを利用していく学生が多い印象ですね。留学期間は1週間〜可能な場合が多く、休学をせずに海外に留学をすることができます。
長期で滞在はできないですが、とりあえず海外の雰囲気を感じてみたい、という方にオススメの留学方法。
留学費用も学生アルバイトだけで賄えることもあるので、奨学金などに頼らず行けることも魅力です。
休学をしないで留学をする方法③海外ボランティア・海外インターン
留学とは少しずれますが、異文化交流・地域貢献という目的では留学と重なるので紹介します。
海外ボランティアの内容は多種多様
- 学習センターでの子供達への英語指導
- 施設修復
- 幼児教育
- 環境整備
- etc…
海外の人たちと協力して行うので、異文化交流かつ英語のコミュニケーションも行える点が魅力的。
期間も数週間〜ヶ月程度と中期で行くこともできそうです。費用も学校に通うわけではないので、語学や大学留学と比べると安め。
海外ボランティアは日本国際ワークキャンプセンターで探してみると良さそうです。
海外インターンシップは現地の企業や個人店でインターン生として雇ってもらい、業務体験をします。学校や大学留学とは違い、英語を業務として実践的に使っていくのがはっきりとした違い。
営業やマーケティング、受付、ホテル関連など様々な職種を体験可能です。
お金がもらえる有給インターンの採用もあるらしいので、留学費用を抑えながら海外で働くという貴重な経験ができそうですね。
ちなみに私が参加したカナダのCo-op留学は、前半は学校で学び、後半は有給インターンとして働くことができるプログラム。
カナダのCo-op留学については【コープ留学初心者ガイド】コープ留学を全18記事でまるっと解説で網羅的にまとめています✌︎(‘ω’✌︎ )
休学留学で長期留学を叶えよう!:まとめ
休学留学の概要から、そのメリット・デメリットを紹介してきました。
休学留学は費用が余分にかかったり、卒業が遅れるなどのデメリットはあります。しかし、長期留学を実現でき、大学4年生になってからでも挑戦できます。
休学留学に迷われている方は、ぜひ一歩踏み出してみて欲しいと思います。そんな時に、この記事がお役に立てたら、筆者は泣いて喜びます。
では、この辺で。
See you!
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