
大学4年生から大学を休学するのって遅い?
就活に響く?メリット・デメリットは?
これらの疑問をこの記事で解説していきます。
みなさんこんにちは、kaporuです。
大学に籍を残したまま学校を休む事ができる「休学」。基本的にいつからでも休学をすることができますが、大学4年生から休学をしたい学生もいるのではないでしょうか?
そんな時に不安な点として挙げられるのが、「大学4年生からの休学は遅いのか?」「休学はどんな影響があるのか?」だと思います。
今回は大学4年生から考える休学の疑問について、大学4年生から2年間の休学をした私の経験をもとに解説していきます!
それでは、早速いきましょう٩( ‘ω’ )و
大学4年から休学するのは遅い?

大学4年生からの休学って遅い?
結論、遅くないです。
もしあなたが「休学したい!」と思うのであれば、ぜひそれを叶えてほしいと思います。
私は冒頭に紹介したように、大学4年生から2年間の休学をしました。
もちろん最初は、大学を休学することに大きな漠然とした不安を抱えていました。
「就活に影響するんじゃ…。」
「何も成果が出なかったらどうしよう…、ダラけちゃうかも。」
しかし、自分の今やりたいことをやらずに社会人になったら後悔すると思い、休学に一歩踏み出しました。
最終的に海外留学を実現するために、2年間の休学をして実際にカナダに留学をし、休学をしてよかったなと思えるようになりました。
現在は大学に復学。無事に就職活動も終了。将来的にやってみたいことも見つかり、今は休学前よりもモチベーション高く過ごせています!
いつだって遅すぎることはないはず。
自分の心のままに行動することが、幸せと休学を終えて思うことです。
休学の手続き方法は?
休学の手続き方法を軽くおさらいです。
休学の手続き方法は、大まかに4つに分けられます。
- 休学届けを記入、提出
- 大学側からの許可
- 休学費用振り込み
- 晴れて休学生
休学届けには休学をする理由を記載する必要があり、主にそれらの項目が大学側が判断し、休学を許可するかどうかを判断します。
大学の許可が降りた場合は、在籍費などの休学費用を振り込み、正式に休学生となります。
気になる大学生の休学理由ですが、文部科学省 学生の就学状況に関する調査(令和3年)を見てみると、休学生もいろんな理由で休学していることがわかります。
休学制度は大学によって異なるので、休学に興味が出てきた段階で、大学に一度確認をとっておくと安心です。
関東の主要大学の休学費用は【2023年度】休学の費用まとめ!関東の主要大学の休学費用はいくら?の記事でまとめています。
自分が通っている大学や休学にかかる費用の相場がざっくりと理解できます。
大学4年から休学するメリット5つ
大学4年生から2年間大学を休学した私が考える、「休学するメリット」を5つ紹介します。
①就活を先延ばしにできる
休学をする事で、就活をする時期を伸ばせます。
大学4年生から大半の学生が本格的に取り組むことになる、就職活動。私は休学する前と後で2回就活をしていたので、割と就活生の気持ちを理解しているつもりなんですが、就職活動ってほんっっとにしんどいですよね。
自己分析・エントリー・適性検査対策・ES対策・企業分析・GD対策・面接対策など、やることありすぎです。
しかもそれらを、大学の授業・ゼミ・アルバイト・サークルとかと両立する必要があります。
もちろんバランスを取ると思いますが、最初の会社を決めるっていうプレッシャーとその企業から内定が出るか分からない不安で、精神的にきついです。
その上、人によって選考のスピードが違うので人と比べがちな時期になります。
そんな中で、自分の興味のある業界とか職種に絞っていかないといけないんですが、大体の学生が「興味のある業界なんか分からん!とりあえず大手!」っていう状況になりがち。そして、選考に落ちまくって自分に自信をなくす。(昔の自分がそうだった)
だったら休学をして、就活を先延ばしにして、自分と向き合ってみてもいいのでは?と思っています。
やりたい事が分からないまま、なんとなく就活して、内定もらって、そのまま就職をするより、自分の希望を叶えられる会社に就職をした方が良いはずですよね。
なので、こういった理由で休学制度を利用するのもアリ!
②自分を見つめなおせる時間が増える
休学をするともちろん大学に行かなくてよいので、使える時間が大幅に増えます。
その時間を自分の興味関心があることに使っても良いですし、勉強したり、インターンに取り組むこともできます。

「休学したはいいものの、何がしたいか分からない!」
という方は休学中にそれらを見つけるために、自分を見つめ直していろんな行動をしてほしいと思います。
(休学中やったほうがよいことを【失敗しない】休学中にやるべきこと7選!人生を豊かにする休学とは?でまとめています。選択肢の候補として参考にしてみてください。)
私は2年間の膨大な休学期間を使って、ボランティア・留学・資格・ブログ・長期インターンに取り組みました。色々取り組んで思うことは、「経験してみないと分からない」ということです。
いろんなことに挑戦できる世の中だからこそ、自分が本当に何をしたいかは分かりにくいものです。
そんな時は一度、立ち止まって色々なことを経験してみるのも学生ならではのこと!
③長期留学ができる
大学4年から休学をすれば、長期留学が可能になります。
大学4年になってから長期留学を叶えようとすると、かなりの制約。(卒論・留学費用・期間・就活など)
私は理由あって大学4年になってからようやく「やっぱ長期留学してえ!」って決意したのはいいものの、当時の私は「内定先なし・英語力足りない・留学費用も圧倒的に足りない」という状況。そんな中、休学制度を2年間利用すれば現状を変えられると思って休学へと一歩を踏み出しました。
留学費用を自分で賄う必要があったので、1年目は費用を貯めることを中心に働きながら英語力を高めました。
100万円を貯金し、TOEICでは875点を取得。
そして、2年目からはカナダで現地の学校にいきながら、働く事ができるCo-op留学を実現しました。
(カナダで働く事ができる留学制度、Co-op留学【カナダ留学】カナダのco-op(コープ)留学って何?英語+αが実現できる留学!についてはこちらのを参照ください。)
留学後はTOEIC900点を取得し、企業のインターン生にも採用されました。
大学4年生になったとしても、大学に籍を残しながら留学できるのが休学です。
④長期インターンでビジネススキルを身につける
長期インターンに参加することで、学生のうちからビジネススキルを身につける事ができます。
長期インターンとは企業にインターン生として従事することで、無給・有給のものがあります。(ほとんどが有給)
インターンはアルバイトと違い、社員の一員として働くことになるのである程度、結果へのコミットが求められます。職務内容も抽象的で、自分で考えながら取り組む場面が増えます。
スタートアップやベンチャー企業がインターン生を受け入れている場合が多く、募集職種も様々。
例えば、営業・コンサル・人事・広報・マーケティングなど。私はWebライターのインターンとして、現在は働いています。
インターンといえど、先輩社員の補助や自分で提案など、小さい規模ながら行なっていく必要があり、必然と社会人として役立つスキルが学生のうちから身につくのがインターンの良いところ。
長期でインターンに参加している大学生は少ないので、他の学生との差別化にもなります。(ESや面接で目立ちやすい)
ある程度の業務内容も知る事ができるので、就職活動での職種選びをする際にも役立つはず。
長期でインターンにがっつりと時間を使える事ができるのも、休学ならではのことですね。

休学中に長期インターンに取り組んでみたい!
と思った方は、休学中に長期インターンをするメリットとは?デメリットも併せて紹介で詳しく解説しています。
⑤資格のための勉強時間が確保できる
資格取得のための勉強時間を、休学で確保する事ができます。
資格を取得する事で、自己成長・自己実現・就活に役立てることができます。私は休学中に留学準備の一環として英語学習に取り組み、TOEICに力を入れていました。
最終的には900点を取得する事ができ、留学に役立ったことはもちろんのこと就活でも効果を発揮。
しかし、資格を取得するにはある程度まとまった時間が必要です。
休学中に自由に使える時間を資格取得に投資することで、実用的に役立てたり理想の自分に近づく一歩にもなります。
ちなみに、どんな資格がおすすめかと言われたらTOEICをオススメします。
なぜならコスパが良いからです。英検よりも認知度が高く、就活のほかに昇進の条件にまで使用されているので幅広い効果が期待できます。受験チャンスも1年に10回〜と多いので、スコアを上げやすいのも魅力的です。
TOEICに興味がある方は、【TOEIC900点】平凡大学生(偏差値37)が900点取れたエピソードをご覧ください。
大学4年から休学するデメリット5つ
ここからは、大学4年生から休学をするデメリットを解説していきます。
メリットと照らし合わせて、休学が自分にとって最良の選択かどうか判断しましょう。
①休学制度が大学によって異なる
休学制度は一律のものではなく、大学によって異なります。
異なるポイントは4つほど(休学費用・休学できる期間・申請時期・申請方法)
特に最初に提出する「休学申請書」に記載する内容が異なります。書類に書く「休学を希望する理由」は大学側に妥当だと判断されない限り、休学が許可されません。
休学理由には具体的なものを求められたり、書類を添付する必要がある場合もあるそう。
また、本人の希望だけで休学を許可される場合はほとんどないでしょう。必ず両親や保証人の同意が必要なので、一人暮らしの大学生にとってはこの部分が重いウェイトになりそうです。
大学によってこの休学へのプロセスが異なるのは、デメリットであるといえます。
②休学費用がかかる
休学には費用がかかります。しかも、その費用は大学によってバラバラ。
大学によっては数万円で済む大学もあれば数十万もかかる大学も…。

大学を利用してないのに多額の費用がかかるなんておかしい!
と思われるかもしれませんが、大学に籍を置くにはある程度の維持費がかかるようです。
数十万の費用は大学生にとってはかなりの出費。休学費用がネックになることは間違いなさそうです…。
③社会人になるのが遅れる
休学をすると社会人になるのが遅れます。
自分以外の同級生は社会人、一方は大学生、となり社会人歴のハンデが生まれます。友達は基本給、自分はアルバイト代なんていう賃金の差もありますね。

同級生たちは働いているのに、自分は学生か…。
と、友人とのステータスを気にしてしまう人もいるはず。
日本人の気質的に、敷かれたレールから外れることに不安感を覚えるので気にしてしまうのは割としょうがないのかなとも思っています。
私は2年間休学しているので、1個下の後輩たちも先に社会人です。さらにこれからの就職先の同期も年齢的には下の人たちばかり。
当事者としてこれから年齢の壁を気にしてしまうのは、正直ありますね…。
④だらける可能性がある
休学は自由に使える時間が大幅に増えます。それらをどう使うかは完全に自分次第なので、何もせず、ダラダラしているとそのまま時間が過ぎ去ります。気づいたら復学…。
私も休学を始めたての時は、ダラッとしてしまいましたがアルバイト・ボランティア・資格で割と毎日忙しく過ごす事ができました。
自己管理が苦手な方は、過ごし方に工夫をする必要があるでしょう。(コミュニティに入るなど)
ダラダラ過ごすのも、休学の目的である人もいるはず。大切なのは「自分自身の休学の目的」をしっかりとぶらさない事だと思います。
⑤復学後に同級生の友達がいない
休学をすると、復学後は同級生たちは既に大学を卒業しています。ほとんどの同級生たちは社会人になっているため復学後は友達がいない状況に。
人間関係はほぼゼロからのスタートです。寂しさを感じる人もいるでしょう。
私の場合は、同級生は卒業し、割と話していた後輩も卒業していきました。ゼミは2個下の学生と一緒に受けており、敬語で話しかけられる日々です。笑
仲が良い友達と一緒に卒業式を迎える事ができなくなってしまうのは、休学のデメリットですね。
大学4年から2年間休学して就活を終えたエピソード
大学4年生から休学をする際、一番の懸念点はやはり就職活動に響くかどうかではないでしょうか?
そもそも大学を休学する事が、周りの多くの大学生と違う進路ですし、大学を休む事で会社側からネガティブなイメージが持たれないか心配する人が多いのではないかと思っています。
ただそういった心配は全て自分次第で克服する事ができます。もちろん私も最初は、2年間の休学をすることに大きな不安を抱えていました。
ですが、自分の興味のあること・やってみたいことに実際に行動してみた結果、休学をしたからこその経験ができたと思っています。
心配をしていた就職活動も、休学で得た経験や実績をもとに自信を持って話す事ができましたし、休学前の就活よりも有利に動けました。
興味がある企業から内定を複数いただき、そこから自分が目指したいキャリアを叶えられる企業を選べる理想の形で就職活動は終了。
実際の面接時の様子などは【体験談】休学は就職活動に不利?休学を2年間経験した筆者が徹底解説で詳しく解説中です。
大学4年生から休学は自分の行動次第。より良い未来をもたらしてくれるかもしれませんし、さらに悪くなるケースだってあります。
ぜひ、自分の可能性を信じて休学に一歩踏み出してみてはいかがでしょうか。
【まとめ】大学4年生からでも休学は遅くはない!
今回の記事では大学4年生から休学することは遅いのか、メリット・デメリットは何かを解説しました。
大学4年生は就活・卒論・バイト・授業etc…などで非常に忙しい日々。自分がこれから何をしていきたいか、はわからないものです。
大学4年生からでも自分自身について、休学でたっぷりと時間を使って考えてみるのも良い時間の使い方だと思います。
ぜひ、メリット・デメリットを比較して決断してくださいね。
それでは、See you!
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