色々な理由から大学を休学したいです。国内に休学生はどのくらいいるんですか?どんな理由で休学しているんですか?休学についてのあれこれを教えてください!
この記事ではこのような疑問に答えていきます。
みなさんこんにちは、かぽるです。
この記事では、休学にまつわるあれこれについて答えていきます。
休学をすると、卒業年度がずれます。そのため、同級生が歩む人生のレールより少し外れたレールを選択することに。
休学を選択することは簡単なことではないですし、日本では一般的ではないので相談する人も多くありません。
そこで、大学を2年間休学した筆者の経験談を交えながら、休学を検討している方向けに、この記事を作ることにしました。
休学にまつわる疑問を、一緒に解決していきましょう!
それでは、さっそくいきましょう。
この記事の要約
- 休学とは大学生が一時的に学業を離れることができる制度
- 私立大学生は休学費用がかかり、1万〜20万程度の幅が広い
- 大学生が休学をする理由は、経済的・心身的・怪我・病気・留学
- 就活に影響があるからやめとけと言われているが、実際は?
休学ってなに?概要を解説
休学とは、大学生が一時的に学業から離れることを指す制度です。
この期間中、学籍は保持されますが、授業を受けたり、テストを受けることはできません。
休学の期間や制度は大学によって異なります。
- 休学費用がかかるのかどうか
- その費用はどのくらいなのか
- どのくらいの期間を休学できるのか
- いつまでに申請しなければならないのか
などが異なります。
休学費用は主に、私立大学に通っている場合に発生します。国公立大学は基本的に費用はかからず、無料で休学することが可能です。
また休学期間は一般的に半期か1年間の場合が多いです。
休学制度は所属する大学によって、大きく変わってきます。休学を検討し始めた段階で、まずは大学に問い合わせてみることが大切です。
休学費用はどのくらいかかるの?
大学を利用しないのにお金がかかるのかよ!
と思うかもしれません。残念ながら、費用が発生する場合がほとんどです。しかも1年間の休学で、20〜30万円ほどする大学も…。
在籍料や会費、施設維持費などが主な費用項目です。
ちなみに、筆者が通っている大学の休学費用は1年間で8万円ほどでした。
自分のアルバイト代で休学費用を賄うことができれば良いですが、親の援助が必要な場合があります。
必ずご自身が所属する大学の公式サイトや、学生生活課などに確認をしましょう。
関東の主な大学の休学費用を【2023年度】休学の費用まとめ!関東の主要大学の費用をまとめてみたで解説中。
休学する時の気をつけるべき点もまとめてあるので、ぜひ参考にしてください。
大学生が休学をする理由はどんなものがある?
休学の理由は多岐にわたります。
主な休学理由トップ5を以下のようなものです。
- 経済的困窮
- 心神疾患
- 病気・けが
- 学生生活不適応、就学意欲低下
- 海外留学
(参考元:文部科学省 学生就学状況に関する調査)
このように、経済的な理由や大学の生活が合わなかった、というのが主な理由です。その他の休学理由は就職・起業などが挙げられます。(バイタリティえぐいね)
参考程度に、筆者が休学を決めた理由を簡単に書いておきます。
- やりたいことが分からなかった
- 就活にうんざりした
- 留学がやってみたいことの1つだった
この3つの理由から、休学を決めました。
なので、私は5番目の「海外留学」に属しますかね。
手前味噌で申し訳ないですが、筆者の詳細な休学理由や全国の休学生の数などは、大学生の休学の理由8選まとめ!大学生が休学を選択する理由とは?で解説中。
休学を検討している方には、参考になる情報かと思います!
休学をするメリットとは
休学のメリットとしては、自由に使えるたくさんの自分の時間が手に入ることです。
今まで大学に使っていた時間を自由に使えることができるのが、大きなメリットでしょう。
その自由な時間を使って、様々なことができます。
例えば、
などが挙げられます。
近年では、ITスキルや個人で稼げるスキルが人気ですよね。
それらのスキルが後々の副業に繋がったり、就職活動に役立つことも。
休学をすることで得た時間を使って、海外留学に挑戦できるチャンスだってあります。
留学にかかる費用や、渡航するタイミングなどの影響で留学が難しい場合がありますが、休学中に費用を貯めて、実際に現地に渡航することも可能です。
実は上記は、すべて筆者の体験談。
休学の2年間を使って、ブログ運営で得たスキル(SEOやWEBライティング)で長期インターンを得ることができましたし、海外留学で英語をさらに伸ばし、TOEIC915点を獲得できました。
ブログもほんの少しですが、稼げています。
それらが評価されたのか、日系の大企業から内定を貰うことができました。
休学で得た時間を有効活用することで、一発逆転できる…カモ…!?
休学のデメリットにはなにがある?
休学のデメリットとしては、以下の3つが挙げられますかね。
休学することで卒業する年度が遅れます。
そのため、復学した場合はぼっちです。(これはしょうがないですね)そのほか、それなりの額の休学費用がかかります。
社会人経験が遅れるのも、人によっては気にすることかもしれないですね。
私は2年間休学したので、会社の同期のほとんどが2歳下。
いつ年上ということをカミングアウトしようかと、密かにたくらんでいます。
休学のメリット・デメリットの詳しい記事は、休学のメリット5選!休学2年目が解説するメリットとは?デメリットもをご覧ください。
【迷ったらこれ】休学中のおすすめな過ごし方
休学中は自分の思うがままに時間を使った方が良いです。
- 精神的にちょっと疲れてしまった:しっかりと休養を取る
- 怪我や病気:しっかりと治す
- スキルを身につける:スクールや独学で勉強、仕事を請け負ってみる
「休学をしたい理由・目的」に沿って、行動していくと充実した休学生活を送ることができるはずです。
極論、自分の好きなことに全力を注ぐ、というのが有効な時間の使い方だと思いますが、「情熱を注ぎたいものが見つからない!」という方も中にはいらっしゃるはず。
私もその1人でした。「今やりたいことがないから、休学中に”やりがい”みたいなものを見つけられたらいいな〜」と。
そんな人に向けて、休学中におすすめなやるべきことを紹介します。以下の7つ。
- 海外留学、ワーキングホリデー
- 長期インターン
- ボランティア活動
- 勉強、スキルを身につける
- 旅
- 起業(個人で稼ぐ力)
- 趣味
2年間の休学を経験して思うことは、個人で稼ぐ力を少しでも身につけておくことは、大変重要だと実感したからですね。
理由は、実務経験に勝るものはないからです。ネットが発達し、情報は手に入りやすくなりましたが、そこから行動に移していかないと意味がありません。
勉強し続けて、知識が豊富になったとしても実戦での経験はやはり大切です。
筆者もほん〜〜〜の少ししか稼げてないので、偉そうに言えませんが、自分の頭で考えたビジネスチャンスは自信になります。
どうせ、会社に入ったら上司やお客さんに縛られていくことになるので、時間があるうちに自分の稼げるものをほんの小ちゃくでもいいので作っておくと、良い逃げ道になります。(そんな気がしてます。)
昼まで寝ちゃうとか、結局アルバイトばかりしていた、など休学生活としてはもったいないルーティンは、絶対にしないようにしましょう。時間の無駄です。
より詳しい休学中におすすめなやるべきことは、【後悔しない】大学生活を充実させるためにやるべきこと10選を紹介をご覧ください。
【体験談】休学しなければよかった?ーしてよかったと思う理由
休学ってそれなりに勇気が入りますよね。
何にも縛られない自由な時間が手に入る一方で、その時間を使って何も成し遂げられないと、「就活に影響が出るんじゃないか」「人生詰んだ、オワタ」と感じてしまう危険性もあります。
ただ、人生のレールを途中で脱線せずに走ってきた人こそ、休学を検討して欲しいです。休学の半年〜2年間、こんな長い時間、自分と向き合える瞬間は社会に出たらそうそうないはずです。
なんでも吸収できる、比較的若いうちに視野を広げてみるのも、あなたにとっての「豊かな人生」につながるかもしれません。(経済的に豊かになるとは少し話が違います。)
個人的な話になってしまい恐縮ですが、筆者は社会人になる前に休学を2年間して良かったと思っています。
あのまま、休学をせずに社会人になっていたら、なんとな〜く入った営業職をだらだら続けていたと思います。(多分辞めてた)
私が休学をして良かったと思う理由は3つありますが、その中でも「自分の視野を広げることができた」というのは、やって良かったと思う大きな理由のひとつ。
休学中は、
- ボランティア
- 語学勉強
- ブログ運営
- 海外留学
- 長期インターン
など、色々手を出しまくったおかげです。
やらない後悔よりやって後悔をモットーに頑張ったおかげで、休学前の自分よりほんのちょっぴり自信がつきました。
(休学やって良かったと思うそのほかの理由は以下の記事から)
>>休学しなければよかった?いやしてよかった!そう思う理由3選を紹介
休学はやめといたほうがいいと言われるワケとその解決策
「休学はやめとけ!」「休学したら人生終わる…ぞ!」
というように、休学に対して割とネガティブな印象がある人もいますかね。もしくはそのように考えている人もいるかと思います。
「やめとけ」と言われてしまう大きな理由は、
就職活動やその先のキャリアに影響を与えてしまうから
だと思います。
確かに、同級生との社会人経験が遅れ、「大学を休んでいた」という比較的ネガティブなイメージが会社に伝わってしまうかも、という不安はあるはずです。
しかし、適切な理由と計画があれば、休学は価値ある選択となることも。
休学を考える際は、目的や期間を明確にし、再入学時の計画をしっかりと立てることが解決策となります。
次の項目で、筆者の休学後の就活体験談を紹介していきます。
休学は就活に影響が出る?内定をもらった筆者が解説
休学が就職活動にどう影響するかは、その理由や過ごし方によります。
そもそも、休学生は大学生全体の2%くらいしかおらず、休学している時点で目立ちます。それを逆手にとって、大学生に負けず劣らずの経験をすることができれば、面接官の目に留まるはずです。
筆者が休学をする時に意識していたことは、「休学の目的に沿って行動する」という点。
私が休学したいと思った理由は、
- 海外留学行きたい
- 就活をやり直したい
- 将来やりたいことがわからない
- 視野をもっと広げたい
上記の通り。
この目的(理由)を達成するために、休学中は色々取り組みました。
その経験を武器に、後は面接で上手に伝えることが大切です。休学のことは必ず聞かれるので、しっかりと準備し、相手に「この学生ポテンシャルえぐいな!」と思ってもらえるよう伝え方を練習です。
「なんで休学しようと思ったの?」
「休学中どんなことしてたの?」
「休学で学んだことって何かある?」
(質問の例)
反対に、休学の理由や取り組んでいたことをしっかりと説明できない場合、企業側からの不安材料と見なされることもあります。
就活時は、休学の経験をどのように語るかの準備が必要です。
筆者の詳しい就活体験談は2年間休学したけど、就活を無事終えたで解説中。就活に役立ったツールなんかも紹介しています。
休学生に限らず、就活生は逆スカウトアプリの使用をお勧めしますよ。
【まとめ】目標・目的に沿った素敵な休学ライフを
まとめです。
この記事では、休学について紹介してきました。
休学を決心する人には、それぞれの理由があります。そして、休学は日本ではメジャーなものではないので多くの不安材料があるでしょう。
まずは多くの情報収集を行い、わからない部分はできる限り明確にしておきましょう。
そして、休学したい理由や目的をしっかりと考えておくことが大切です。特に両親との話し合いの時に、事前に明確になっていることが重要になってきます。
そんな時に、この記事が参考になったら幸いです。
今回は以上です。(・ω・)ノ
休学のよくある質問
休学するとどうなりますか?
休学をすると、以下のような影響が出ます。
- 卒業年度が遅れる
- 復学後に知り合いがいない
- 就活で不利になる可能性がある
- 休学の費用が発生する
- 目的が明確でないと、無駄な期間になる可能性がある
休学の期間はどれくらいですか?
休学できる回数や期間は大学によって異なりますが、一般的に2年間を上限と定めている大学が多いようです。
国公立大学の場合は4年間休学できる場合もあるようですよ。
具体的な情報は、ご自身が所属する大学に問い合わせてみることをお勧めします。
休学後、再入学(復学)が難しくなりますか?
休学期間内に所定の手続きを行い、所定の条件を満たせば再入学は可能です。その際に、決められた規則に従う必要があり復学面接を行う場合があります。
筆者が通う大学の場合は、期限以内に書類の提出、授業の履修、学費の振込、(場合によって復学面接の実施)を経て復学をすることができました。
再入学(復学)の実施フローは所属する大学によって異なるので、休学をする前にこちらも併せて、確認しておくことをオススメしておきます。
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