
海外留学をするメリットって何?どんなメリットがあるの?

デメリットって海外留学にあるの?
これらの疑問に答えていきます。
この記事の内容
- 海外留学のメリット10選を紹介
- 海外留学のデメリット5選を紹介
- まとめ
海外留学に興味がある方は英語力を上げることが目的だと思いますが、語学力が身につく以外にもたくさんのメリットがあります。
日本という島国を出て、「海外で暮らす」「異文化に触れる」「日本の外に友達ができる」などの体験は海外だからこそのです。これらは自信につながります。
今回はカナダに留学をしたことがある筆者の経験談も含めて、これらの疑問について答えていきます。海外留学に興味がある人は必見です。
それでは早速いきましょう!
海外留学のメリット10選
海外留学をするメリットを10個にまとめました。海外留学は語学力以外にも、あなたの人生のとって、かけがえのない経験をもたらしてくれるかもしれません。
海外留学のデメリット10選
- 語学力がつく
- 異文化理解が進む
- 視野が広がる・選択肢が広がる
- 失敗に強くなる
- 自信や度胸がつく
- 主体性がつく
- 人間関係が世界に広がる
- 留学先から旅行ができる
- 日本のことを客観的に見れる
- 日本のことが好きになる
順番に解説していきますね。
【メリット1】 語学力がつく
海外留学をすることのメリットその1は、語学力がつくことです。
海外留学をすると日本で言語を学ぶより語学力が伸びやすいです。その理由は、インプット・アウトプットの機会がかなり増えるからです。
普通に日常生活をしているだけでもインプットが捗ります。
日常的に学びたい言語が使われている環境に身を置くだけと、見るもの・聞くもの全てが勉強です。普通に暮らしていくだけで、毎日のように知らない単語・知らないフレーズなどに出会うことができます。
海外でできた友達と話すだけでも勉強になります。
また、海外の学校では、ディスカッションやライティング、スピーキングなどアウトプットができる機会が増えます。
そういった環境に引っ張られ、いろんなことを吸収しようとするので日本で言語を学ぶよりも現地に行った方が勉強しやいです。
少し極端な1つの例ですが、カフェでコーヒーを買うときでさえ、今まで習った単語・言い回しを頭の中で組み立てながら、脳みそフル回転で店員さんに伝えます。
このように、インプットしたものを、すぐにアウトプットできる環境が整っているのが、海外留学で語学力が伸びる理由の1つです。
母国語で囲まれた環境で、机に向かって勉強するよりも、海外にいて実体験から学んだ方が確実に頭に残ります。
なにより、習ったことをすぐ使えるので楽しいです。

実生活で使われるリアルな言語に触れられるのは勉強になる!
【メリット2】 異文化理解が進む
海外留学をすることのメリットその2は、異文化理解が進むことです。
海外留学では、色々な人種や背景を持つ人々と交流する機会があります。そういった人たちと知り合うことで、異文化に対する理解が深まります。
私がカナダに留学していた際、世界中の人々と話す機会がありました。
カナダは移民国家なので、世界から移民をしてきている人たちが多く、カナダ人以外にも、欧州・米国・南米・アジア各国から来ている人がいて、本当に様々な国の人がいました。

カナダにいたのに、カナダ人とあまり関わった事ないよ!
そういった人たちと関わることで異文化理解が大きく進みます。
では、異文化理解が進むとどんな良いことがあるのでしょうか?
【メリット3】 視野が広がる・選択肢が広がる
海外留学をすることのメリットその3は、視野が広がる・選択肢が広がることです。
上記の項目で紹介したように、海外留学で異文化理解が進むと、自分自身の視野が大きくなり、世の中に対する選択肢も広がります。
世界中の人と関わることで、自分には知らなかったことが現実世界にはあるんだと実感し、世の中にもっと興味が出てくるんですね。
自分が知らなかった世界に出会える機会が、圧倒的に増えるのが海外留学です。
語学を学ぶ以外のメリットですね。

色々な文化や慣習を体験すると世界は広いな〜って感じる
【メリット4】 失敗に強くなる
海外留学をすることのメリットその4は、失敗に強くなることです。
海外留学中ではたくさん失敗します。
例えば、
- 間違った英語を使って、相手に伝わらない
- 書類手続きを間違える
- 慣れない土地で道を間違える
- 英語がわからず、学校でミスをたくさんする
- 文化の違いから、友達を不快にさせる
など、失敗談を挙げればキリがありません。
私も留学中はたくさんの恥ずかしいミスをしてきましたし、私が使う英語が伝わらないなんてしょっちゅうでした。

「Sorry?」って言われた事は何度もあったよ!
しかし、物事の上達には失敗が欠かせません。
そういった経験をたくさんするので、失敗に強くなり、何かにチャレンジをする際のハードルが、かなり低くなっていきます。
留学を通して、楽観的な思考に少しはなりましたかね。
私の留学初期は、自分の英語が間違っていないかを気にしてばっかりで、あまり喋ることができませんでした…。
しかし、間違えを気にしないように意識していたら、最初の頃よりもポンポンと英語が出てくるようになり、自分が話す英語に自信を持てるようになりました。
留学は自分自身にチャレンジできる機会がたくさん!海外ならではのことをたくさんしましょう。
【メリット5】 自信や度胸がつく
海外留学をすることのメリットその5は、自信や度胸がつくことです。
上記の項目で『失敗に強くなる事』を海外留学のメリットとして挙げました。
失敗に強くなると、どんどんチャレンジできるようになり、自信や度胸につながります。
海外というのは慣れない土地で、頼りになる人もあまりおらず、母国語が通じない厳しい環境です。
しかし、だからこそたとえ小さな壁でも、それを乗り越える事で自信に繋がります。
海外留学が終了した際には、今までとは違う自分に出会えることでしょう。
留学で身についた自信や度胸は、あなたのこれからの人生で必ず役立ってくるはずです。
【メリット6】 主体性がつく
海外留学をすることのメリットその6は、主体性がつくことです。
海外では『自分で考えて行動する機会』が増えます。
理由としては、留学の目的は人それぞれだからです。
- 英語が上手くなりたい
- 海外の人と関わりたい
- ボランティアをしたい
- 海外で働いてみたい
このように千差万別です。お金と時間をかけて海外に行くからには、自分のやってみたいことを実現しようと頑張る人は多いです。
また誰も知らない環境に飛び込むからこそ、自分の好き勝手できるというのも理由にあります。こういった、自分で考えて自分のやりたいことに挑戦しやすい環境が、海外留学のメリットですね。
誰も知らない環境というのは、意外と気が楽に感じる人もいるのではないでしょうか。
【メリット7】 世界に友人ができネットワークが広がる
海外留学をすることのメリットその7は、世界に友人ができネットワークが広がることです。
留学先でいろいろな人や価値観に出会い、様々な国籍の人と友達になる機会があります。
それは日本人同士も含めてです。海外で挑戦をする日本人同士で、お互いを高め合うこともあるかもしれません。
日本人以外の人と知り合うことで、世界中にネットワークが広がり、友人関係の幅も広がります。
私が留学した時は、日本人含めたくさんの友達が出来ました。
特に仲が良かったの海外の友達は、韓国・メキシコ・アメリカの友達です。
お互いの文化や言語を教え合い、価値観や考え方も共有できて、非常に貴重な経験でした。
留学が終わった後も連絡を取り合う関係性が生まれて、こういった人たちとの繋がりができたのも、留学する価値があったなと思います。

友達に会いに、その国に行こうと思えるようになったよ!
【メリット8】 留学先から旅行に行ける
海外留学をすることのメリットその8は、留学先から近い国・地域に旅行ができることです。
日本から遠方で、費用が高額すぎていくことができなかった国や地域に行けるかもしれません。
私は留学中の休みを使って、オーロラを見に行ったり、アメリカのディズニーランドに旅行へ行ったこともあります。
アメリカディズニーに旅行に行った話はアプリで知り合ったアメリカ人と一緒にディズニーに行った話で紹介しています。なかなかクレイジーな旅でした。
日本からだと、飛行機代に数十万、10時間以上のフライト予定になりますが、留学先のカナダだと2~3時間で、しかも費用もかなり安く観光することができます。
留学先によって、行きたい観光地や地域が変わってくるので、そういった休日の過ごし方を考えるのも、留学の楽しさですね。

たった数時間でアメリカに行けるのは嬉しかったですね!
【メリット9】 日本のことを客観的に見れる
海外留学をすることのメリットその9は、日本のことを客観的に見れることです。
住み慣れた日本を離れてみることで、母国のことに気づく点がいくつもあります。
個人的に感じたことは、日本は独特なカルチャーを持ち、世界的にも有名な国だと改めて思った事です。
カナダでは多くの日本食店がありましたし、日本のアニメ・漫画の影響力も感じました。知り合った多くの海外の友達は、日本のことを知ってくれていました。
しかし、そういった良い点のみならず、海外と比較してみて、日本人の気質や経済・労働環境など悪い点にも目を向けることができました。
日本のことを、また改めて学ぶ良い機会になりました。
【メリット10】 日本のことが好きになる
海外留学をすることのメリットその10は、日本のことが好きになることです。
上記の項目で『日本のことを客観的に見れるメリット』を挙げましたが、私は実際に母国を離れることで、より日本を好きになることができました。
例えば、日本の食文化は素晴らしいと改めて実感したことです。街を歩けば、ファミレスやコンビニで手軽に、安く、美味しいご飯が食べられます。

久しぶりの吉野家の牛丼は、声が出るくらい美味しかったよ!
外観の面では、ゴミはあまり落ちておらず、治安も良いです。
ポップカルチャーも豊富で、見るものを飽きさせません。海外には、こんな国はありません。
何より一番日本を誇らしいなと感じたのは、海外の人の日本に対する好意的なイメージです。
「日本って聞いたらなんて浮かぶ?」って聞いたら、多くの友達が「礼儀正しい」とか「リスペクトがある」と答えてくれました。
そのとき私は、素晴らしい国に生まれたんだなと実感しました。
日本のことがより好きになりましたし、日本人としての行動をしよう、と考えるようにもなりました。
正直、『日本が好きになる』というのは人によるでしょう。もしかしたら、海外の方がご自身の性格に合っているかもしれないですし、向こうの文化を好きになるかもしれません。
しかし大事な事は、海外に出てみて実際に異文化を肌で感じる事だと思います。
やはり体験してみないと、自分に合っているかどうかもわかりません。
少しでも海外に興味がある方は、ぜひ一歩踏み出してみましょう。
海外留学をするデメリット5選
反対に、海外留学をする際のデメリットは何でしょうか?デメリットを5つにまとめてみました。
- 多額の費用がかかる
- 時間がかかる
- 環境に合わない可能性がある
- 治安の問題
- 自立を求められる
順番に解説していきます。
【デメリット1】 費用がかかる
海外留学をするデメリットその1は、費用がかかることです。
海外留学は多くの費用がかかります。
- 学費
- 現地の生活費
- 航空券
- 保険料
- 交通費
- 娯楽費
…などが挙げられます。
そのため、できる限りまとまった金額が必要になります。
留学する国やどんな留学をするのかによって大きく変わってきますが、一般的に1年間の留学で300~400万円かかると言われています。
かなり大きな出費になる事は間違いなさそうですね。
しかし、工夫をすれば1年間200万円以下で留学をする国もあります。
私はカナダのコープ留学という制度で留学しました。コープ留学では現地で働くことができるので、現地収入を留学費用に充てることができます。
カナダの最低時給は州にもよりますが、人気留学先のバンクーバーがあるB.C州では最低時給が$15.65(日本円で1560円ほど)です。
週に20時間働いたとしたら、現地収入だけで生活することができます。
私はこのコープ留学で8ヶ月間のプログラムを約140万円ほどで留学しました。
コーププログラムは現地でアルバイトもできるので、もっと費用を抑えることも可能です。
詳しくは、コープ留学についてまとめた記事をご覧ください。
コープ留学の費用についてまとめた記事はこちらです。節約できるポイントも書いています。詳しい費用を知りたい方は、ぜひご覧ください。
また、国や機関が提供している奨学金制度もあります。利用できる奨学金がないかチェックしてみましょう。
留学エージェントが紹介している奨学金のまとめは、以下のリンクからです。
【デメリット2】 時間がかかる
海外留学をするデメリットその2は、時間がかかることです。
海外留学には準備にもある程度、まとまった時間が必要です。
現地で学ぶ言語を事前に学習したり、学校申し込みなどの手続き、国によってはビザを申請する必要があります。
留学先で濃い経験をしようとすれば、留学期間が長くなる事もあります。
人生にとってそれなりに大きな決断になるでしょう。
ただ、今では比較的短い留学プランもありますので、『下見程度で行ってみる』というのも悪くないと思います。
帰ってきてまた考え、そこから本格的に準備をするのか、を決めるのも良い選択肢なのではないでしょうか。
【デメリット3】 環境に合わない可能性がある
留学先の環境に合わない可能性があります。
環境というのは、様々な要因があります。
- 気候
- 食事
- 文化
- 人
などでしょうか。
他にも様々なことが重なり、体調を崩したり、ホームシックになってしまうことがあります。
しかし、そういった経験も貴重である事は間違い無いでしょう。困難に立ち向かっていくのも留学生活ならではですし、どうやって自分のメンタルや体調を保っていくのかを理解できるきっかけにもなったりします。

私もメンタルが折れかけた時は何度もあったよ…
ただ、無理は禁物にということは心に留めておきましょう。留学生活は不安定になりやすいです。自分のケアも大事にしましょうね。
【デメリット4】 治安の問題
海外留学をするデメリットその4は、治安の問題です。
留学生や旅行者というのはスリや置き引きなどのターゲットにされやすく、犯罪に巻き込まれる可能性が高いです。
慣れない土地だと、治安が良い場所・悪い場所の区別がつきません。
日本は世界的にみても治安が良く、日本の防犯対策のまま海外で過ごしてしまうと犯罪に巻き込まれる可能性は高いでしょう。
自分の身は自分で守る。そういった意識を常に持つ必要があります。
【デメリット5】 自立が求められる
海外留学をするデメリットその5は、自立が求められることです。
基本的に大多数の人は、友人関係や自分の居場所がない状態で海外に行く場合が多いです。
つまり、日常の手続きや学校、仕事、日々の生活、人間関係などの生活地盤を一から作っていくことになります。そこに、言語の壁があるとそれなりの精神力が求められるのは確実でしょう。
海外留学は楽しいことばかりではなく、地味で辛いこともたくさんあります。しかし、再三言うように困難に立ち向かえる環境は海外にいるからこそだと思います。
私の海外留学をいま振り返ると、それなりに大変でしたが、間違いなく貴重な経験だったと言えます。
デメリットばかりに目を向けず、メリットもたくさんありますので、すぐに諦めるのではなく、自分のやりたいことに一歩踏み出してみてはいかがでしょうか?
海外留学は楽しい!メリット・デメリットまとめ
いかがでしたでしょうか?今回は海外留学におけるメリット・デメリットをまとめてみました。
私は大学を2年間休学し、100万円以上のお金を払って留学に行きました。留学先では、たくさんの困難があり、心が折れかけたこともあります。(特に仕事探し…)
しかし留学中のどの瞬間も、自分にとってはかけがえのない時間でした。
自分自身に投資をした価値はあると思います。
失敗をせずに大きな価値を得る事はできません。
メリット・デメリットを比較しつつ、それでもやっぱり留学に少しでも興味があるのであれば、ぜひ挑戦してみてほしいです。
それでは、今回は以上です。See you!
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